髪のカットは日本人美容師に限る!
来月の初めEちゃんが日本から妹さんと一緒にパリに遊びに来ると言う。
Eちゃんは以前ピアノの勉強のためにパリに数年滞在、現在は東京でピアノ教師として働いている。Eちゃんがパリから帰国したのはもう4年位前の話なので、久しぶりの再会である。今回は双子の妹さんもご一緒ということで、『かわいらしい女の子に囲まれて歩いてたら注目されちゃうかなあ』などとのんきに考えワクワクしていたが…!
4年位前といえば、当時私は今よりも2、3キロ痩せていたのだ(夏場はともかく冬場の今の時期はいちばん脂肪を蓄えている時期ですね…!!)。
当然、悲しい事実として顔に皺も増えていることだろう…。皺はもちろん、じわじわと付いた肉は簡単には落とせない。それでもにわかダイエットを誓う私である。
そして、なんとなく気になっていたものの、つい面倒でそのままにしていた髪のカットを急遽決定する。実は日本でカットして以来なので、もう半年以上ほったらかし状況である。ロングヘアであることを幸いに、面倒臭がり屋の私はこまめにカットすることもなく、いい加減に髪が伸びきった頃、ようやく重い腰を上げるのだ。
ところでパリに美容院は溢れている。ただフランス人美容師はアジア人の髪質に慣れていないのか、これまで満足行くカットをしてもらった試しがない。
日本人経営の美容院もいくつかあり、そこでお願いしていたこともあるが、なんとなく行かなくなってしまった。それは大変有能な美容師Aさんに出会ったためである!
友人に紹介された彼女は鹿児島出身。
東京の美容院で働いていたもののパリで美容師として働くことを決意し、渡仏。猛勉強の末フランスの美容師資格に合格し、現在は有名美容院でアシスタントとして働いている。
技術は当然問題ないが、試験は全てフランス語で行われるため、語学が苦手な彼女には大変困難な試験だったらしい。最後に会ったときは接客に必要な語学力の不足から、なかなかいいポジションに付けないと話されていた。
彼女は超多忙な仕事の合間を縫ってトレーニングに励み、パリマラソンに参加したりしてしまう頑張りやさん。
彼女の現在のアパートは建物は日本から来た人は一瞬引く雰囲気であるが、お部屋はそれなりに普通。というのはここに引越しをする前のアパートは、どう考えても洗濯物を乾かす乾燥室を改造したような天井の低い4畳半で、とってつけたような小さな窓がひとつだけあった。そんな部屋のキッチンで一生懸命、揚げ物をしていた彼女に私はひどく感心したものである。そして驚くべきことに、日本からご家族3人が来られたときは、この部屋に全員で寝泊りしたと言う。根性の座った家族である!
ちなみに弟さんは東京から鹿児島のおうちまでわざわざ自転車で帰ったりするそうだ。血である。
そんな彼女、パリに住み始めた当初はフランス人家族のおうちの貸し部屋に住んでいたとか。ただその部屋は階段下のスペースを利用してカーテンで仕切っただけのもの。さすがの彼女も早々に音を上げたそうだ。
「将来の夢は日本に戻って東京でサロンを開くことなの?」
ある日なんとなく私の口から出たその一言に彼女は
「いいえ、パリでサロンを開くことです」
ときっぱりと言った彼女。
頑張りやさんの彼女を見ていると、本当に頑張って成功して欲しいと思う。
それにしても夢があるっていいですね♪
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